研究課題/領域番号 |
20652003
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研究種目 |
萌芽研究
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
山本 史華 武蔵工業大学, 知識工学部, 准教授 (20396451)
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研究分担者 |
井上 健 武蔵工業大学, 知識工学部, 准教授 (40259726)
千田 茂博 武蔵工業大学, 知識工学部, 准教授 (00187874)
岡山 理香 武蔵工業大学, 知識工学部, 准教授 (50298006)
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キーワード | エートス / 倫理 / バナール / コミュニティ / 調査研究 / 地域運営学校 / 景観 / 寛容さ |
研究概要 |
バナールな(ありふれた)コミュニティのエートス変容を目指す本研究の理論的意義を明確にするため、山本史華が「バナールな現象としてのエートス コミュニティ・スクールの新たな可能性を探して」(『MORALIA』第15号)を執筆した。現代倫理学がエートスを離れている点を批判し、バナールな事柄への回帰を主張した。と同時に、コミュニティ変容には、価値の多元化を認める寛容さが不可欠であることを指摘した。 井上健は、自らが学校運営委員会(法律上の名称は学校運営協議会)の委員長を務める世田谷区立A小学校をフィールドに研究を進めている。20年度は、同校6年生を対象にプリテストを実施し、子どもと近所の大人との関わり、地域での活動、地域イメージなどを探った。その結果、「親切な人がたくさんいる」の数値が高く(「とても+わりとそう」68.6%)、「みんな忙しそうにしている」の数値が低い(同23.2%)など興味深いデータが得られた。21年度は、他地域でも調査を実施し、それがA校児童に特有のものなのか、何に因るものなのか等を考察しながら、コミュニティのエートスを測定する方法の開発を目指す。 岡山理香は、コミュニティと景観の関係性について考究すべく、都市の景観を構成する要素として、特に重要だと思われる3つの項目(1)パス(2)ディストリクト(3)ランドマークについて実地調査をした。今後、特に景観が改良された場合のコミュニティのエートス変容について注目していく予定である。
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