研究課題/領域番号 |
20652036
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研究種目 |
萌芽研究
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
鎌田 倫子 富山大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (10334731)
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研究分担者 |
中河 和子 富山大学, 大学院・医学薬学研究部, 非常勤講師 (00456401)
札野 寛子 金沢工業大学, 基礎教育部英語教育課程, 教授 (20229090)
峯 正志 金沢大学, 留学生センター, 准教授 (10219701)
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キーワード | 日本語プログラム現場調査 / 評価ツール / 質的データ / プログラム改善活動 / 理科系学習者のための教材 / 質的評価研究 |
研究概要 |
平成20年度には、研究会を2回開催し、石川・富山地域における日本語プログラムの現場調査として、学校型プログラムの代表である大学のプログラムの調査を3つ実施した。また、杉谷日本語プログラム改善活動の一環である研究会の成果として、理科系学習者のためのフレーム教材を開発して、フレーム教材の意義と開発過程について発表した。 1)研究会の開催5月30日:講演会と「プログラム改善研究会」 6月9日:「日本語プログラム評価研究会」(研究分担者会議) 2)6月-7月:金沢工業大学の短期日本語プログラム(パイロット調査) *授業の参与観察、コーディネータ、日本語教員、学習者に対するインタビュー調査。 *教員、学習者への調査票、コーディネータへの概要調査票、インタビュー承諾書など、現場調査に必要な評価ツールの検討を行った。 *8月-9月、評価ツール(調査依頼状、調査票、承諾書)の修正と研究計画の再検討。 3)8月2日:日本語教育学会実践研究フォーラムで「プログラム改善研究会」の成果としてフレーム教科書『理科系学習者のための日本語で学ぶ日常科学2』を作成し、発表した。 4)11月-12月:金沢大学留学生センター:総合日本語コースの現場調査 *調査手続きや、調査票の配り方など、実際的な調査手法の検討。 5)12月-2月:富山大学留学生センター:日本語プログラムの現場調査 *調査手続きの改善により、スムーズに調査が進んだ。 現在までにパイロット調査を含めて3つの現場における実地調査を行い、1)調査票などの評価ツールの作成と改善、2)調査手続きと調査手法の洗練、3)多量の音声資料の収集、4)うち録音テープ15本分のテキスト化資料作成等の成果が得られた。資料の分析は試験的に行っているが、本格的な分析は平静21年度から行う予定である。
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