• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

考古学情報およびミーム(文化意伝子)による文化系統動態研究

研究課題

研究課題/領域番号 20652052
研究種目

萌芽研究

研究機関同志社大学

研究代表者

津村 宏臣  同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (40376934)

キーワード形状指数 / 文化遺産調査 / ミーム / 文化生態 / 社会動態 / モデル / シミュレーション / GIS遺跡データベース
研究概要

●文化・社会動態研究の実践
本年度は、狩猟採集社会から農耕社会へと移り変わっていく労働体系の中で、文化生態の特性がどのように時系列で変遷するのかを、GISアーカイブを中心に実施し、その分析研究を実施した。新たに、キャッチ面とアナリシスの累積指数という概念を開発し、日本の弥生時代集落の挙動について初期国家が形成されるまでの文化生態について議論した。また、その成果を論文としてまとめた。
●形のコード化に関する分析研究
本年度は、日本情報考古学会ならびに人文系データベース協議会と協力し、12月に、「形を測る」と題した共同・公開セミナーを実施した。その中で、有形文化遺産、特に石器の3次元形状の分析手法(形態パラメータ)に関してディスカッションを行い、計測データと評価に関する指標を析出した。
●文化遺産の実際の調査
本年度は、タジキスタン・中国・オマーン・トルコなどにおいて、文化遺産の調査を実施した。また、各国での文化遺産(遺跡)情報のGIS化を進め、中国では、遺構の3次元計測とアーカイブシステム化を実施した。また、特に、オマーンについては日本外務省とオマーン国遺産文化省との共同声明のフォローアップチームとして委託を受け、オマーン国のれきし現象の再構築のためのシステムの開発と現地での教育を実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] GISを用いた弥生集団論-文化財情報から可視化される文化の実体と実態-2008

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣
    • 雑誌名

      集落から読む弥生社会

      ページ: 96-111

    • 査読あり
  • [雑誌論文] GISは人類史究明の鍵を握る2008

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣
    • 雑誌名

      GIS NEXT 24

      ページ: 114-117

  • [雑誌論文] Utilization of Laser Range Finder and Differential GPS for High-Resolution Topographic Measurement at Hacitugrul Tepe, Turkey.2008

    • 著者名/発表者名
      Hayakawa, Y. Tsumura, H.
    • 雑誌名

      Geoarchaeology 24-2

      ページ: 176-190

    • 査読あり
  • [学会発表] 遺跡立地・分布に関する社会生態的数値シミュレーションアプローチ2008

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣, 鎌倉快之, 樋泉岳二
    • 学会等名
      日本文化財科学会
    • 発表場所
      鹿児島国際大学
    • 年月日
      2008-05-15
  • [図書] 集落から読む弥生社会-弥生時代の考古学8-2008

    • 著者名/発表者名
      松木武彦, 小澤佳憲, 若林邦彦, 安藤広道, 溝口孝司, 津村宏臣, 山田康弘, ほか共著
    • 総ページ数
      274
    • 出版者
      同成社

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi