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2009 年度 実績報告書

日中間のソフトウェア共同開発に関する研究-パートナー型モデルの可能性を探る-

研究課題

研究課題/領域番号 20653022
研究機関大阪市立大学

研究代表者

西倉 高明  大阪市立大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (10198450)

研究分担者 高橋 信弘  大阪市立大学, 大学院・経営学研究科, 准教授 (40305610)
キーワード共同開発 / オフショア開発
研究概要

本研究は、日本のソフトウェア産業の現状に対して問題意識を持ち、特に、日本のソフトウェア開発の技術水準を高める方策をみつけること、及びそのための独自の理論的枠組みを提示することを目的とした研究を行う。日本のソフトウェア産業は、日本特有の巨大な多重下請け構造を持ち、その下層には技術水準の低い企業が多数存在する。この問題をどう克服して行くかが、本研究を進める上で大きな課題となる。
今年度は、日本と中国の多くのソフトウェア企業への聞き取り調査を行った。なかでも、非公開の開発仕組みや開発実態と特性などをより正確に把握することに努めた。これにより、ソフトウェアにおけるオフショア開発の全体像を解明するとともに、理論面および実証面の両面において、日中のソフトウェア企業間関係に関する研究を深化させることに役立った。こうした取組みを通じて、本研究は、日本と中国双方のソフトウェア産業の発展に大きく貢献するものとなろう。
来年度は、今年度の調査をもとに、本研究が探求するオフショア開発のパートナー型モデルを理論的及び実践的の両方の観点からさらに発展させる予定である。企業運営の観点からも望ましいパートナーのあり方を探求するだけでなく、産業レベルにおいても、望ましいあり方を提示する。また、技術面において、どのような開発のあり方が望ましいのかを明らかにする。これにより、本研究が目指す、日本と中国双方のソフトウェア産業の発展のあり方を提示するつもりである。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ソフトウェア産業の競争力と開発モデル2009

    • 著者名/発表者名
      高橋信弘, 他
    • 雑誌名

      日本中小企業学会論集 28

      ページ: 190-202

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Technology Transfer to Chinese Firms through Offshore Software Development2009

    • 著者名/発表者名
      高橋信弘, 他
    • 雑誌名

      北東アジア研究交流ネットワーク年報 3

      ページ: 31-35

  • [学会発表] The Influence of Offshore Development on Strategies for Developing China's Software Industry2009

    • 著者名/発表者名
      Takahashi, Nobuhiro, et al
    • 学会等名
      Americas Conference on Information Systems 2009
    • 発表場所
      San Francisco Marriott, USA
    • 年月日
      2009-08-08
  • [学会発表] 日中間のソフトウェアのオフショア開発と日本のソフトウェア産業への影響2009

    • 著者名/発表者名
      高橋信弘
    • 学会等名
      企業家研究フォーラム 年次大会
    • 発表場所
      大阪大学中之島センター
    • 年月日
      2009-07-11
  • [図書] 国際経済学入門-グローバル化と日本経済-2009

    • 著者名/発表者名
      高橋信弘
    • 総ページ数
      269
    • 出版者
      ナカニシヤ出版

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2013-05-31  

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