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2009 年度 実績報告書

RIS内の組織関係者の起業家カルチャーへの理解度とRISのイノベーション力の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20653023
研究機関立命館大学

研究代表者

黒木 正樹  立命館大学, 経営学部, 教授 (10319486)

研究分担者 石田 修一  立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 教授 (00326539)
井本 亨  長岡大学, 経済経営学部, 専任講師 (00469090)
キーワードベンチャー企業 / イノベーション・システム / リージョナル・イノベーション・システム / 起業家 / アントレプレナー
研究概要

研究計画2年目は、一年目と同様に関連文献調査による先行研究レビューを基に、RIS形成支援組織のベンチャー・ハビタットのEntrepreneurship Cultureへの理解度(ECI)と特質の測定・分析手法を確立し、またRISのイノベーション力分析のためのRIS Innovation Indexなどを新たに構築する計画を立てかつ、調査先として8ヶ所のRIS訪問の予定を立てていた。前回の予備調査の時の手順と判断の経験を踏まえて調査サンプル抽出対象地域としては北米の5ヶ所に集中して訪問・調査を行った。研究全体としては、研究代表者が学部・副学部長職に多大な時間を費やし、且つ他者からの追加的研究支援が得難い状況のもと、平成20年度と同様に平成21年度の調査でも、Entrepreneurship Culture(ECI)の測定・分析手法が確立できずに調査・訪問を実施し、計測可能な有意義なデータの取得には至らなかった。しかし、訪問をした北米の5ヶ所のRISでは、大学発ベンチャー企業創出とイノベーション創出のためのスキームを直視し、関係者とEntrepreneurship Cultureとは何をさすかEntrepreneurship Cultureをどのように定義し、形成していくかに関して議論を深め、調査訪問した大学を中心とするシステムでは、それぞれがイノベーション活動、ベンチャー企業育成活動の促進のための諸施策の実施(オン・キャンパスインキュベータ設置、ベンチャーコンテスト等の開催、単位取得を目的とした授業、単位取得を目的としない勉強会)、つまり「キャンパスを取り巻くイノベーション活動、ベンチャー育成関係者」の間でのリスクテイカーへの尊敬の念とその度合の強弱に影響を受ける暗黙のカルチャー形成活動を行いつつ、Eliminate the fear of failure(失敗の恐れの除去)のカルチャーが確認された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 技術経営における若手人材の育成2009

    • 著者名/発表者名
      石田修一
    • 雑誌名

      株式会社経営コンサルタント協会 第1巻

      ページ: 21-26

  • [雑誌論文] 事業創造を効果的にするリーダーシップの機能2009

    • 著者名/発表者名
      西村一彦、石田修一
    • 雑誌名

      日本経営システム学会誌 Vol.25/No.2

      ページ: 1-6

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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