研究課題/領域番号 |
20653028
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
樫田 美雄 徳島大学, 大学院・ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授 (10282295)
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研究分担者 |
氏家 靖浩 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 准教授 (10311557)
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キーワード | 会話分析 / エスノメソドロジー / 特別支援教育 / 自閉症 / 発達障害 |
研究概要 |
平成21年度は、中間年度として、調査と発表とをバランスよく行った。まず、調査に関しては、6月1日と16日に、X小学校調査を行い、300GB程の動画データを得た(発達障害児が国語、算数、生活科、体育その他で活動する様子の複数台ビデオカメラによる撮影に成功している)。また、このデータに関して、『自閉症の社会学』の著者である竹中均氏を招いたデータセッションと、X小学校教員を招いたデータセッションを各2回開催した。更に、滝坂信一氏(東京農業大学農学部バイオセラピー学科)、石黒広昭氏(立教大学文学部教育学科)、および辻誠一氏(宮城県特別支援教育センター所長)を招いたデータセッションを各1回開催した。これらのセッションによる分析の成果は、(1)『第45回 日本臨床心理学会東北文化学園大学大会』の分科会、(2)奈良女子大学社会生活環境学専攻社会・地域学講座主催のシンポジウム「エスノメソドロジー研究のフロンティア-ケアと教育の現場から」、(3)『第31回 日本発達心理学会大会』のラウンドテーブルのそれぞれの場で発表された((1)は2009年11月、(2)は2010年1月、(3)は2010年3月)。これらの活動のほか、『自閉症の社会学』書評セッションを、日本質的心理学会と神戸で共催し、また、カナー型自閉症児と思われる児童と周囲との相互行為を、兵庫県Y小学校で撮影した。フルペーパーは未だ書かれていないが、学会での受けはよく、平成22年度には、「ISA(ヨーテボリ)」で発表した後、『質的心理学研究』等の査読誌への投稿をする予定になっている。
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