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2008 年度 実績報告書

男性の家事育児参加を促進する要因にかんする研究

研究課題

研究課題/領域番号 20653032
研究種目

萌芽研究

研究機関上智大学

研究代表者

田渕 六郎  上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (20285076)

キーワード社会学 / 家族 / ジェンダー / 家事 / 育児
研究概要

本研究は、家族社会学の見地から、質的研究の手法を用いて男性の家事育児参加を促進する要因を明らかにすることを目的とするものである。本年度の研究においては、第一に、男性の家事育児参加を促進する要因にかんする重要な研究が新たに刊行されたことを踏まえ、それらの知見および問題点を整理し、調査項目の再設計のための検討を加えた。配偶者の就労状況が男性の家事育児参加に対する意味づけの違いに関連する要因として指摘されているが、そうした意味づけが形成される文脈と過程が十分に解明されていないため、家事育児参加の水準が相対的に高い男性サンプルを対象としてそれら論点を深める必要があることを明らかにした。これを踏まえて、第二に、複数の方法を用いて調査対象となる男性サンプルに対する接近を試みたが、企業経由のサンプル収集において調整が予定通りに進行しなかったため、本年度は並行して機縁法を用いて得られた少数のサンプルに対する探索的な聞き取り調査を実施した。調査からは、男性が育児に対する独自の意味づけを獲得したことが契機となって家事育児全般に対する意味づけが変容するという過程がみられることが明らかになった。これら研究から得られた含意の一部を国際比較政策論の観点から検討した成果を学会にて報告した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Changing Italian families in the era of fertility decline2009

    • 著者名/発表者名
      Rokuro TABUCHI
    • 雑誌名

      International Journal of Japanese Sociology 17(1)

      ページ: 63-76

  • [学会発表] グローバル化・家族変動・社会政策2008

    • 著者名/発表者名
      田渕六郎
    • 学会等名
      第4回社会保障・社会福祉国際学術会議
    • 発表場所
      日本福祉大学美浜キャンパス
    • 年月日
      2008-09-13
  • [図書] 現代日本人の家族2009

    • 著者名/発表者名
      藤見純子, 西野理子編
    • 総ページ数
      222
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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