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2008 年度 実績報告書

福祉経営におけるサービスの質の向上をめざす契約のあり方の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20653036
研究種目

萌芽研究

研究機関田園調布学園大学

研究代表者

金井 守  田園調布学園大学, 人間福祉学部・人間福祉学科, 教授 (90382572)

キーワードドイツ介護保険制度 / サービス利用契約 / サービスの質の検査 / 契約書 / 契約締結 / 契約実施体制 / 契約過程 / 契約環境
研究概要

1,海外調査について
ドイツにおける介護保険制度運用及びサービス利用契約の状況を調査した。2008年8月末の調査時点は、制度創設以来の全般的な制度改革が実施に移された直後であり、改革の状況を現地で理解する機会を得た。給付の全般的な拡充、認知症ケアに対する手当ての充実、サービスの質の検査の全面実施、総合相談機関の創設などがその特徴であり、これらに伴い保険料が初めて値上げされた。サービス利用契約の締結状況については、現場のサービス提供事業所において、契約書や付属文書が用意され、実際に契約が締結されている状況を把握することができた。また、保険者とサービス提供事業者との間で交わされるサービス供給契約と報酬契約の重要性についても認識を深めることができた。
2.アンケート調査の構成、質問項目の検討について
次年度実施予定の日本における介護サービス提供事業所のサービス利用契約締結状況及び従事者の契約に対する意識調査のため、今年度は、各調査項目の検討作業を実施した。調査は、居宅介護支援事業所及び訪問介護事業所を対象に実施することとし、検討作業は、事業所の規模などの属性に関する質問項目の検討を初め、契約実施体制、契約締結・契約履行・契約見直し・契約トラブルの各契約過程、契約に関する研修等の契約環境の各領域の調査項目原案を作成し、現場の経験豊かな実践者から専門的な助言を得ることにより、検討を深め、調査項目の適切性を精査した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 2008年ドイツ介護保険制度改革の意味するもの2009

    • 著者名/発表者名
      金井 守
    • 雑誌名

      田園調布学園大学紀要 第3号

      ページ: 37-50

  • [学会発表] 契約を通したサービスの質向上の可能性2008

    • 著者名/発表者名
      金井 守金井直子
    • 学会等名
      日本社会福祉学会
    • 発表場所
      岡山県立大学
    • 年月日
      2008-10-12

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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