研究課題/領域番号 |
20653041
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
石隈 利紀 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50232278)
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研究分担者 |
熊谷 恵子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (10272147)
濱口 佳和 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20272289)
田中 輝美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60272879)
菅野 和恵 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (80375451)
石川 満佐育 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 準研究員 (00512063)
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キーワード | 心理学授業 / ライフスキル / ニート対策 / 学校心理学 |
研究概要 |
平成21年度は、まず「生徒のライフ・スキル」(自己学習スキル、対人コミュニケーションスキル、集団適応スキル、意志決定スキル、健康維持スキル)に関する質問紙について、茨城県立結城第二高校の「心理学」担当教員とともに、項目の修正を行い、学力が低い生徒でも応えやすいようにした。平成20年度(研究1)において作成されたカリキュラム案(学習面、心理・社会面、進路面)および講義ノート(教科書)を用いて、茨城県立鹿島灘高校、結城二高において、高校のカウンセリング・コーディネーターの教員が「心理学」の授業を、年間30コマ行った。研究代表者(石隈)が、両校における授業のスーパービジョンを行った。さらに、筑波大学附属坂戸高校の生徒を対象に7月に4日間の「心理学」集中授業を、筑波大学聴党特別支援学校の生徒を対象に11月にキャリアについての授業を研究代表者・分担者と高校教員が共同で行った。質問紙調査、授業の観察等から、ライフ・スキルを高めることの重要性が改めて示され、授業内容について新たな示唆が得られた。また研究代表者と研究分担者(熊谷)が、香港・台北におけるガイダンスの授業について、調査旅行を行った。香港・台北では生徒指導が包括的カウンセリングの方針のもとに行われており、我が国における生徒のライフ・スキルを高める心理学の授業の学校教育における位置づけの検討に示唆を与えた。同時に、授業内容でも「いじめ防止」におけるレジリエンスをめざす教育など参考になった。
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