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2008 年度 実績報告書

サービスラーニングの実践と「振り返り」の教育効果に関する日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 20653058
研究種目

萌芽研究

研究機関高知大学

研究代表者

辻田 宏  高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 教授 (90197690)

研究分担者 石筒 覚  高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 准教授 (50314977)
上田 健作  高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 教授 (90248625)
キーワードサービスラーニング / 振り返り / 日米比較
研究概要

(1)高知大学におけるサービスラーニングを取り入れた初年次の授業題目である地域協働入門及び國際協力入門において振り返りアンケートを実施した。受講生数は合計で102名であり,これらの学生を対象に学びに対する意識の変化について質問をした。その結果,9割を超える回答者が意識の変化を自覚し,また83%の回答者が「専門分野への学習意欲がより湧いた」としている。
(2)龍谷大学(1月29日)及び関西国際大学(2月27日)について訪問調査を実施した。同大学では経済学部において2007年度から伏見区役所インターンシップなど3つの授業を実施しているが,課題として,(1)受講生の碑保と主体性の喚起,(2)地域パートナーの開発と成熟度の向上,(3)教員の支援体制や制度の整備などがあった。また関西国際大学においては,全学必修の初年次科目として2008年度からサービスラーニングI・IIを開設しており,課題としては,授業内容・方法の確立と学士課程全体への展開などがあった。なお「振り返り」の協働的実施については,今年度は実施できず,次年度協議し実施する方向で調整するということになった。
(3)ロサンゼルス市のカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA),南カリフォルニア大学(USC),ロヨラ・メアリーマウント大学(LMU),アズーサ・パシフィック大学(APU),ロサンゼルス・バレー・カレッジ(LAVC)について訪問調査(3月4日-12日)を実施し,重要な知見を得た。特に,「社会を変革する市民の育成」(UCLA),「大学で学ぶ理論と実践の統一」(LMU),「キャリア形成及びキャリア支援」(LAVC)など,大学としての教育目標やポジションによってその目標が異なっている点が興味深かった。なお,振り返りアセスメントの実施については,今年度は協力が得られなかったが,次年度にUSCとAPUにおいて実施することで調整を行った。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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