研究概要 |
本研究は木材を用いて、計画的に表現する能力に結びつく教材の開発をめざした。 北欧の伝統的な玩具・遊具の実情を知るために7月28日から8月18日まで北欧4力国に赴き調査した。北欧の玩具と遊具の写真を約7,000枚撮り、木工遊具を10点購入した。美術館・博物館で玩具・遊具に関する資料を収集した。それらとこれまでに集めた遊具・玩具の資料をもとに木工のおちゃ教材を5点開発した。 1)起き上がり小坊師を基本にした教材 2)縦軸の回転を横軸の回転に変えて動く教材 3)縦軸の回転を円筒形の回転に伝えて動く教材 4)モビールを基本にした動く教材 5)弥次郎兵衛を基本にした教材 以上の教材は、埼玉大学、東京学芸大学、早稲田大学、淑徳大学の美術科指導法および初等図画教育法の授業で教材として可能であることを確認した。 4)の教材については、川口市立西中学校で教材として使用され、有効であることが確認された。これらの教材の基礎となる作品を次の展覧会で発表した 2008.4.23-5.7「RT-'08(insect5)」第58回モダンアート展東京都美術館 2008.9.1-9.6「insect5+α」2008モダンアート明日への展望展埼玉県立近代美術館 2008.9.11-9.18「insect5+α+β」14のベクトル展山脇ギャラリー(東京・市ヶ谷) 2009.4.23-5.7「RT-'09(五玉虫)」第59回モダンアート展東京都美術館
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