研究課題/領域番号 |
20653074
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
谷口 雅基 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 教授 (90163633)
|
研究分担者 |
蒲生 啓司 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 教授 (90204817)
|
キーワード | 異文化理解マインド創出 / 英語が使える日本人育成 / 国際教育実習 / 異文化コミュニケーション / 世界遺産 / 環境問題 |
研究概要 |
将来の日本人を育成する任務を担う教員は、国際語である英語を運用でき、国際理解、異文化理解ができることが必要である。本研究の目的は、教育学部学生の教育能力を向上させ、文部科学省が推進する「英語が使える国際人」としての幅のある教員を育成するために、国際教育実習の実施を通して異文化理解マインドを創出することである。即ち国際文化交流と環境教育を基軸として、将来教員になることを希望する学生が、(1)国際文化交流、環境教育の重要性を認識し、それを活かす教育現場づくりを心がける教員になるべく、教育実習を外国にて行い、国際交流に貢献しながら異文化理解を学び、(2)英語科の教員に限らず、英語が使え、専門性、人間性の向上を図り、宗教の違い、文化の違いを尊重する異文化理解マインドを持つ真の国際人たる教員を育成することにある。本研究目的遂行のため、研究代表者と研究分担者が、附属小中学校教員および教育学部学生を引率し、平成21年12月8日より12日までベトナム国ハノイ市ノモノソプ初等中等高等学校を訪問し、同校と高知大学教育学部及び同付属小中学校との間に前年度締結した国際交流協定にもとづき、国際教育実習と異文化交流を推進した。研究代表者が英語学習について研究紹介を行い、附属小中学校教員および教育学部学生による研究授業を実施した。附属小中学校教員は、高知大学付属学校の概要および日本の音楽教育の紹介を行い、教育学部学生は、世界の環境と浄水および英語のリズム学習法と日本文化紹介を題目として国際教育実習を実施した。成果を平成22年3月22日に大韓民国ソウル国立大学校にて開催された第11回日韓合同英語音声学セミナーにて紹介した。さらに同日、東国大学校にて将来の異文化交流について協議した。平成22年3月24日より26日まで高知大学協定校である米国カリフォルニア大学フレズノ校を、成22年3月27日から30日までロードアイランド大学をそれぞれ訪問し、異文化コミュニケーション研究者より専門的知識の提供を受けた。
|