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2008 年度 実績報告書

弾性表面凹凸に基づく変形および破壊のクリティカル・ポイントの予測

研究課題

研究課題/領域番号 20656021
研究種目

萌芽研究

研究機関岡山大学

研究代表者

多田 直哉  岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (70243053)

キーワード弾性表面凹凸 / 塑性変形 / 純チタン / デジタルホログラフィック顕微鏡 / デジタル高度相関法 / 圧縮負荷
研究概要

本研究では,金属材料に力学的弾性負荷を与え,その状態で表面凹凸の観察,測定を実施するとともに,同材料にさらに大きな力学的負荷を与えることで,塑性変形や局所破壊を生じさせ,それらと弾性表面凹凸との対応付けを行うことを目的としている.本年度に実施した研究の概要および得られた主な成果を以下に示す.
・表面を電解研磨等により平滑化した純チタン直方体試験片を準備し,その表面をデジタルホログラフィック顕微鏡(以下DHM)で観察した.その結果,平滑化した試験片であっても,その表面には力学的負荷の前からナノオーダーの凹凸が存在し,その凹凸が場所毎に異なることが明らかになった.
・DHMから得られるデジタル化された高度情報をある設定領域内でマッチングさせることにより,材料表面上での同一領城の特定が可能であった.
・試験片表面の凹凸が圧縮負荷の増大により拡大する様子を観察することができた.
・塑性変形の際に生じるすべり線を表面凹凸情報をもとに定量化することが可能であった.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] デジタルホログラフィック顕微鏡を用いた純チタン試験片の圧縮に伴う表面凹凸変化に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      八木伸暁, 他
    • 雑誌名

      日本機械学会中国四国支部第47期総会・講演会講演論文集 No. 095-1

      ページ: 33-34

  • [雑誌論文] 多結晶金属材料の圧縮変形により生じる表面凹凸に関する結晶塑性解析2009

    • 著者名/発表者名
      安西宏晃, 他
    • 雑誌名

      日本機械学会中国四国支部第47期総会・講演会講演論文集 No. 095-1

      ページ: 29-30

  • [学会発表] デジタルホログラフィック顕微鏡を用いた純チタン試験片の圧縮に伴う表面凹凸変化に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      八木伸暁
    • 学会等名
      日本機械学会中国四国支部第47期総会・講演会
    • 発表場所
      宇部市
    • 年月日
      2009-03-06
  • [学会発表] 多結晶金属材料の圧縮変形により生じる表面凹凸に関する結晶塑性解析2009

    • 著者名/発表者名
      安西宏晃
    • 学会等名
      日本機械学会中国四国支部第47期総会・講演会
    • 発表場所
      宇部市
    • 年月日
      2009-03-06
  • [産業財産権] 特定部位検出方法, 及び該方法を用いた試料分析装置2009

    • 発明者名
      粉川良平, 多田直哉
    • 権利者名
      (株)島津製作所
    • 産業財産権番号
      特願2009-051773
    • 出願年月日
      2009-03-05

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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