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2008 年度 実績報告書

神経回路ダイナミクス同定学習のための高次元スパイキングニューロン回路

研究課題

研究課題/領域番号 20656063
研究種目

萌芽研究

研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

坪根 正  長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (50334694)

キーワードニューロン / 同定学習 / 発振器 / スパイク
研究概要

本課題研究では,スパイク信号を介して生体の神経細胞と人工のニューロン回路が相互通信を行い,高度な情報処理を行うシステムの開発を目指し,生体から得られるスパイク信号を模倣可能なスパイキングニューロン回路の実現と,神経ダイナミクスのオンチップ同定学習システムの構築をことを目的としている.特に,生体の複雑な信号に対応するために,高次元スパイキングニューロン回路の研究を進めている.将来的には,生体の神経細胞が呈するスパイク信号を模倣する人工ニューロン回路が,生体との相互通信を行う.本研究で開発する高次元スパイキングニューロン回路は,生体から取り出されるスパイク信号のみによって学習され,自動的に神経細胞のダイナミクス同定を行うことを目指している.
これに対して本年度は,電流源とキャパシタのみで構成される区分的に線形な3次元発振器を基に,4次元スパイキングニューロンの合成と解析を行った.独自の再帰写像を利用した解析手法を提案し,ハイパカオス現象の理論的解明と従来より広いアトラクタ存在の為のパラメータ領域の導出に成功した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Stabilizing Unknown Periodic Orbits of a Chaotic Spiking Oscillator2009

    • 著者名/発表者名
      Tadashi Tsubone, Yasuhiro Wada
    • 雑誌名

      IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences E92-A

      ページ: 1308-1315

    • 査読あり
  • [学会発表] A discrete-time control approach for stabilizing unknown steady state of chaotic spiking oscillators2008

    • 著者名/発表者名
      Tadashi Tsubone, Yasuhiro Wada
    • 学会等名
      2008 IEEE Workshop on Nonlinear Circuit Networks
    • 発表場所
      日本
    • 年月日
      2008-12-06

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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