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2008 年度 実績報告書

都市・地域におけるまちづくり初動期に対する3A構造からみた評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20656093
研究種目

萌芽研究

研究機関京都大学

研究代表者

神吉 紀世子  京都大学, 工学研究科, 准教授 (70243061)

研究分担者 高田 光雄  京都大学, 工学研究科, 教授 (30127097)
安枝 英俊  京都大学, 工学研究科, 助教 (60402971)
キーワード都市・地域計画 / 参加型まちづくり / 初動期 / 質的解析 / 3A構造 / ワークショップ / 意識調査 / 主体間連携関係
研究概要

研究の初年度にあたり、まず、質的研究の手法の学習・分析のために、文献研究に着手した。さらに、実例を通じた調査検討として、(1)住民組織および小学校が主体となり景観保全活動が取り組まれつつある大阪府泉佐野市大木・土丸地区、(2)複数の住民組織が石造民家の保全・利活用に取り組みつつある静岡県下田市、(3)地域産材の都市市街地での利活用促進に取り組みつつある京都市内の複数のまちづくり団体、を主たる検討対象とすることとした。(1)については、伝統木造民家の増改築履歴を通じて住民のなかに潜在する住空間の評価について先行的に調査していたことからこれをさらにすすめ、さらに、小学校が学校教育のプログラムの一環として10年以上にわたって行っている地域学習(環境・歴史など)がおよそ3年前から始まった景観保全活動の初動期に与えている影響に着目し、2008年度の小学校のプログラムへの参与調査を行った。(2)については2008年度におこなわれた一連の景観ワークショップへの参与調査を行い、今のところ保存の決定がなされていない石造民家の所有者や利活用に関心をもつ住民のワークショップを通じた意見表明の変化の把握を行った。(3)では、京都市都心部で2008年度に行われた地域産材を用いた空調機室外機の修景対策の実施例をとりあげ、NPO団体・林業関連団体などの諸団体の連携の成立過程を調査した。以上の実例から、それぞれの具体事例の分析・表現方法について検討した。3A構造の理論化については、(1)および(2)を通じてAwareness、Attitudeの観察方法の検討に着手することができた。(3)においてはActivityを主体の連携関係成立の詳細なプロセスの把握を行う方法を考案した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 家屋の部分的な変化を許容する文化的景観保全のあり方に関する研究-その1・その22008

    • 著者名/発表者名
      今北基喜, 神吉紀世子, 足立圭, 韓勝旭, 高田光雄
    • 雑誌名

      2008年度日本建築学会大会(中国)学術講演梗概集 E-2

      ページ: 607-609

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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