• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

光応答性誘導体化試薬の開発と高精度分離分析への適用

研究課題

研究課題/領域番号 20659006
研究種目

萌芽研究

研究機関長崎国際大学

研究代表者

大庭 義史  長崎国際大学, 薬学部, 教授 (50274478)

研究分担者 一瀬 沙織  長崎国際大学, 薬学部, 助手 (60435138)
キーワード分析科学 / 薬学 / 光物性 / 有機化学
研究概要

高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法は、医薬品、生体成分、環境成分等の分離における有用な手段である。近年、HPLCの固定相として、光や温度といった外部刺激により化学的・物理的性質が変化する化合物で修飾した充填剤が開発されている。しかし、これら外部刺激応答化合物からなる充填剤の性質変化は、分離対象物質のみならず夾雑物質の分離挙動も変化させてしまうという問題がある。そこで本研究では、外部刺激として光を選択し、光照射により化学的・物理的性質が変化する化合物を母格として持つ誘導体化試薬による新規誘導体化手法の開発及びその応用を試みた。この方法では、外部刺激応答化合物の導入された測定対象物のみがHPLC移動相組成を変化させることなく外部刺激により分離挙動が変化することから、従来にない高精度な分離が期待できる。まずこれまでに報告されている光照射により電子状態・分子形状が可逆的に変化する化合物、フォトクロニック化合物について、誘導体化指示薬の母核として有用な化合物のスクリーニングを行った。幾つかの化合物について詳細に検討し、見出したフォトクロミック化合物に、測定対象試料との反応部位を導入した光応答性誘導体化試薬の合成を行っている。

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi