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2009 年度 実績報告書

バイオインフォマティックスとプロテオミクスを駆使した新規薬物輸送担体の同定戦略

研究課題

研究課題/領域番号 20659021
研究機関東北大学

研究代表者

大槻 純男  東北大学, 大学院・薬学研究科, 准教授 (60323036)

キーワードプロテオミクス / インフォマティックス / トランスポーター / 膜タンパク質 / 薬学 / 定量的プロテオミクス / 細胞膜
研究概要

本課題は、バイオインフォマティックスによるタンパク質構造、局在情報および質量分析装置を用いたプロテオミクスによるタンパク質の特性情報を用いることによって、従来とは異なる方法論を用いて新規薬物輸送担体を同定することを目的とする。本年度は、昨年度絞り込んだ候補タンパク質について発現ベクターを構築し、ほ乳類細胞に導入することによって安定発現細胞を構築した。さらに、30化合物についてLC-MS/MSの定量系を構築した。樹立した安定発現培養細胞及び化合物ライブラリを用いて候補分子に輸送される化合物の探索をおこなった結果、取り込まれる化合物の同定に成功した。取り込み実験によって、細胞内に取り込まれる化合物及び細胞から排出される可能性のある化合物を同定した。一つの化合物についてL体及びD体を用いて輸送解析を行ったところ、立体選択的に輸送されることが明らかとなった。また、この化合物の輸送に関する阻害効果を複数の化合物について検討し、複数の阻害剤を同定した。今後は、in vivoにおける機能及び局在解析を行うことによって、薬物動態にかかわる新たなトランスポーターとその機能が明らかになることが期待される。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [学会発表] VALIDATION OF HUMANIZED LIVER OF CHIMERIC MICE AS A MODEL OF HUMAN LIVER BASED ON TRANSPORTER AND P450 ENZYME PROTEIN EXPRESSIONS BY QUANTITATIVE TARGETED ABSOLUTE PROTEOMICS2009

    • 著者名/発表者名
      川上裕貴
    • 学会等名
      日本薬物動態学会第24回年会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      20091126-20091129
  • [学会発表] Multiplexed-MRMによるヒトメンブレンプロテオミクス解析-トリプル四重極質量分析計を用いた新しいアプローチによる膜タンパク質群の高感度同時定量-2009

    • 著者名/発表者名
      大槻純男
    • 学会等名
      日本ヒトプロテオーム機構第7回大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20090727-20090728
  • [学会発表] New approach to drug design by quantitative membrane proteomics2009

    • 著者名/発表者名
      大槻純男
    • 学会等名
      Special lecture in Seoul Netional University
    • 発表場所
      ソウル、韓国
    • 年月日
      2009-05-20
  • [備考]

    • URL

      http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~soutatsu/dds/index.htm

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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