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2009 年度 実績報告書

免疫グロブリンスーパーファミリー、mKirreの筋紡錘形成における新機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20659029
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

森川 吉博  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (60230108)

キーワード細胞接着分子 / 脳 / 神経 / シナプス / 発生 / 分化 / 遺伝子改変動物 / β-ガラクトシダーゼ
研究概要

神経回路は細胞間相互連絡を担う細胞接着因子が時間的・空間的に適切に制御されて発現されることにより形成される。神経系の発生過程において機能する細胞接着因子としては、カドヘリンファミリー、インテグリンファミリー、免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)などがよく知られている。我々は、IgSFのメンバーで、ショウジョウバエkirreのマウスホモログであるmKirre/kirrel3/NEPH2存骨髄ストローマ細胞がらクローニングし(Nat Immunol 4:457,2003)、成獣、及び発達過程のマウスの嗅球、海馬歯状回、小脳、後根神経節などの神経細胞に発現していることを示してきた(Neuroscience 133 : 615, 2005 & 150 : 880,2007 ; J Comp Natrrnl 511 : 92,2008)。そこで、mKirre/kirrel3/NFPH2遺伝子座に核移行シグナルを付加したβ-ガラクトシダーゼを挿入したmKirre/kirrel3/NEPH2欠損マウスを作成した。このヘテロ欠損マウスを用いて、Kirrel3の発現を検討したところ、嗅球や海馬歯状回、大脳皮質、小脳分子層などの神経細胞において強い発現が認められた。海馬歯状回においては、顆粒細胞の大部分に発現していたが、doublecortin陽性の神経前駆細胞には発現を認めなかった。大脳皮質での発現細胞は大部分がGluR2/3陽性の投射神経細胞で、secondary somatosensory cortex、insular cortexではII層からV層の神経細胞に広く発現がみられたのに対して、cineulate cortax、motor cortex、 vicnal Cortex、primary somatosensory cortex、primary auditory cortexではII層とV層にのみ発現が認められた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 成獣マウスの中枢神経系における新規免疫グロブリンスーパーファミリー、kirrel3の発現解析2010

    • 著者名/発表者名
      森川吉博、久岡朋子、小森忠祐、北村俊雄、仙波恵美子
    • 学会等名
      第115回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • 発表場所
      青森県盛岡市岩手県民会館
    • 年月日
      2010-03-30

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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