本年度も6学年全員に対してadvenced OSCEを施行した。医学教育センター(研究分担者:鈴木敬一郎)、卒後臨床研修センター(研究分担者:芳川浩男)と協力し、4年生に対する共用試験OSCEと6年生のadvenced OSCEとの整合性を考えながら、臨床終了時に必要な態度・技能の習得を評価するための項目「(仮称)研修終了OSCE」の7ステーションを策定した。 (1)基本的な身体診察法 (2)基本的な臨床検査(血液型/交差適合試験・心電図・血ガス・超音波) (3)基本的手技(包帯・注射・採血・穿刺・導尿・胃管・気管挿管) (4)医療記録 (5)救急医療(ACLS) (6)予防医療(食事・運動・休養・飲酒・禁煙の指導) (7)緩和・終末期医療(臨終立会い経験) 大学・病院の各部署でばらばらに管理されていたシミュレータを調査、把握し、次年度はスキルラボとして一箇所で集中的に管理運営できるよう準備を進めている。 また現在上記の7ステーションにおける細かい評価項目を作成中である。
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