前年度スキルス・シミュレーションラボとして管理運営ができるようになったことにより、今年度よりすべての学生、看護師、医師の実技訓練学習が一箇所で横断的・集中的に行われるようになった。Advancedな内容のシナリオとしては、兵庫医療大学と連携してリハビリ/看護/薬学/医学の4学部合同で多職種間の横断的なテュートリアルを行ったり、遺伝相談のシナリオの作製(trained SPが参加してAdvanced OSCEで実施)が成果である。 また傾聴トレーニング(聴くトレ)を導入し、医師-患者間のコミュニケーションスキルの改善に効果があった。(この内容は医学教育学会で発表し現在論文執筆中であるが)結果として性別と関係なく、もともと会話スキルが平均より低い群は高い群より傾聴トレーニングの効果が有意に上昇したことから、会話スキル度に応じた教育の必要性が示唆された。 このほかにもbad-news telling、禁煙指導のシナリオ作製が現在進行中である。
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