研究概要 |
タンパク質間相互作用解析用チップ作製のために、モデルタンパク質としてHSP70.1を用いてプロトタイプの作製を目標とした。HSP70.1タンパク質にGFP、ヒスチジン-tag(His-tag)、システイン-tag(Cys-tag)を融合させたHis-GFP-HSP70,1-Cys融合タンパク質を作製し、His-tagと結合するHis-Select Nickel Affinity Gel(Niビーズ)により精製したものをCys-tagと結合するマレイミド基板に固定化させたチップを作製した。また、HSP70.1の発現量を視覚的にモニターするために緑色蛍光タンパク質GFPもHSP70.1とともに融合タンパク質として融合させた。 今年度の目標であった、HSP70.1に結合する蛋白質の同定までは研究が進まなかったので、来年度の一年間で同定までもって行く予定である。
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