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2010 年度 実績報告書

海馬機能障害に対する食品由来栄養素の保護作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20659095
研究機関東京医療保健大学

研究代表者

今井 秀樹  東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (00232596)

キーワードルチン / 記憶 / 海馬 / トリメチルスズ / ラット / 錐体細胞 / グリア細胞
研究概要

本研究では食品に含まれる栄養素などの神経傷害に対する保護作用について検討した。昨年度はそばに含まれるポリフェノール類の1つであるルチンに注目して検討を行った。その結果、化学物質投与によって作成した海馬傷害モデルラットにおいてルチンが脳内の海馬領域の細胞脱落数を抑制する効果が確認された。本年度はまず海馬傷害部位におけるグリァ細胞活性化指標を観察した。その結果、ルチンはグリア細胞の活性化を抑制することが示唆されたが、その抑制はグリア細胞の種類(アストログリアとミクログリア)によって異なる様相を示した。このグリア細胞による抑制の違いついては現在詳細を検討中である。また同様の検討をルチン単独投与ではなく、ルチンを脳内海馬領域の錐体細胞層の脱落およびグリァ細胞活性化を抑制することが示された。これらのことから、老化をはじめとするさまざまな記憶障害の予防にルチン、ひいてはそれを含有するソバ外皮抽出物質同物質が応用できる可能性が示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Protective erfects of flavonoids against toxicant-induced memory dysfunction and hippocampal injury in rats2011

    • 著者名/発表者名
      小宇田智子、今井秀樹
    • 学会等名
      東北大学脳科学国際シンポジウム
    • 発表場所
      東北大学生命科学プロジェクト研究棟(宮城県仙台市)
    • 年月日
      2011-01-21

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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