研究課題
萌芽研究
20年度は以下の3つの研究を実施した.研究計画1(糖尿病性胃運動機能不全)自然発症糖尿病(NOD/LtJ)マウスを用いて、13C-酢酸投与後の呼気試験による胃排出能を定量的、経時的に測定できるシステムを確立し、糖尿病マウスでは糖尿病の初期から胃排出能が低下していることが明らかとなった.メイラード反応生成物(CML、MGO)による修飾蛋白質の検出した.さらに、自然発症糖尿病(NOD/LtJ)に対してメイラード反応阻害薬(OPC-9195)ならびに修飾部位切断薬の有効性ならびに修飾蛋白質への影響を検討した.研究計面2(開腹術後小腸運動機能不全)開腹手術(酸素暴露)と非開腹手術(酸素非暴露)におけるマウス腸管、開腹手術と内視鏡手術(酸素非暴露)におけるヒト非病変部の小腸組織を用いて、脂質過酸化反応中間活性体(HNE、HEL)による修飾蛋白質の検出を行った.モデルの評価を実施している.研究計画3(炎症性大腸運動機能不全)マウス腹膜炎モデルの大腸、潰瘍性大腸炎巨大結腸症の手術組織を用いて、NOによるnitrotyrosine化、活性化好中球によるchlorotyrosine修飾を中心にチロシン側鎖修飾蛋白質の検出を行った.
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