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2008 年度 実績報告書

高機能ナノ粒子を用いた不安定プラークの診断=治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20659124
研究機関東京大学

研究代表者

眞鍋 一郎  東京大学, 大学院・医学系研究科, 特任准教授 (70359628)

研究分担者 藤生 克仁  東京大学, 医学部・附属病院, 特任助教 (30422306)
西村 剛  東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (20422305)
キーワード不安定プラーク / 動脈硬化 / 虚血性心疾患 / ナノ粒子 / 診断 / 分子イメージング
研究概要

急性冠症候群の多くが50%未満の狭窄しか示さない動脈硬化プラークから発症することが明らかとなり、狭窄度は高くないが、脆弱で突然の冠動脈閉塞の原因となる不安定プラークを同定して、治療することが喫緊の課題となっている。そこで、本研究計画では、炎症部位に集積するナノ粒子とを用いて、不安定プラークの診断とプラークの安定化を同時に可能とする次世代診断=治療法開発を行うことを目的とする。また、高密度焦点型超音波を用いることにより、動脈硬化プラークだけでなく、癌の治療法へも発展させる。現在開発中の高機能内視鏡を組み合わせて、ピンポイントで診断と治療を一体化して行う基盤の構築を進める異を目的として研究を展開した。ナノ粒子がApoEノックアウトマウスの動脈硬化病変に集積することを蛍光標識siRNAを用いて、共焦点顕微鏡によって明らかにした。siRNAをこのナノ粒子で搬送することによって、新生内膜増生を阻害できるかどうかを検討するため、マウス大腿動脈ワイヤー傷害モデル及び頚動脈結紮モデルを作成し、siRNAナノ粒子の投与実験を行った。その結果、新生内膜増生阻害の予備的結果を得た。さらに、血管内視鏡と組み合わせることを想定し、ブタを用いて血管内視鏡による血管内観察を行った。血管内視鏡で観察可能な波長の検討を行った。赤血球による広範囲な波長の吸収があるため、生理食塩液のブラッシングないしは、特殊な波長のプローブを使用する必要があることを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] In Vivo Molecular Imaging Revealed Chronic Inflammation and Increased Adhesion Molecules in Obese Adipose Tissue in Mice2008

    • 著者名/発表者名
      Nishimura S
    • 学会等名
      American Heart Association Scientific Sessions 2008
    • 発表場所
      ニューオリンズ、米国
    • 年月日
      2008-11-11
  • [備考]

    • URL

      http://plaza.umin.ac.jp/manabe

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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