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2008 年度 実績報告書

新規細胞集積化法による臓器再生

研究課題

研究課題/領域番号 20659203
研究種目

萌芽研究

研究機関東京医科大学

研究代表者

松野 直徒  東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (00231598)

研究分担者 川上 浩良  首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (10221897)
キーワードラビング法 / スフェロイド / ポリイミド / 細胞移植 / 臓器再生 / 血管導入 / ナノ・マイクロパターン
研究概要

本研究では、ラビング法によるナノ・マイクロパターン化表面を用い、従来は極めて培養が困難であったヘテロ細胞集合体の集積化をはかり、さらに異種細胞種による巨大化を試みる。臓器は様々な細胞から構成されているが、このような集積化が可能となれば細胞はより生体環境に近い状態で培養され、機能を長期間維持することが可能となる。さらに、最終的には臓器再生を目指した細胞群の巨大化を検討するが、その場合細胞集合体への血管導入が最大の障害とが、血管導入に関しても検討した。
本年度は、肝実質細胞、非実質細胞の集合体であるスフェロイドの共培養を検討し、さらに血管内皮細胞との共培養により血管導入も試みた。実質細胞、非実質細胞の共培養よりヘテロなスフェロイドの作製にも成功、アルブミン分泌量を測定し従来スフェロイドと変わらず高い値を示した。さらに、スフェロイドの巨大化にも取り組み、培養条件の最適化(培地酸素量の増大)により長期間細胞機能を維持できることも明らかとなった。血管内皮細胞との共培養では、機能の維持だけでなく、スフェロイド同士の接着を促進することも明らかとなった。
さらに脾臓へのスフェロイド移植も行った。実験は現在も継続中である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] 含フッ素ポリイミド膜上で作製した肝細胞スフェロイドを用いた細胞移植2009

    • 著者名/発表者名
      小副川 真実
    • 学会等名
      第58回高分子学会年次大会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20090527-20090529
  • [学会発表] 含フツ素ポリイミドラビング膜上での肝細胞スフェロイドと血管内皮細胞からなる肝組織の構築2009

    • 著者名/発表者名
      小副川 真実
    • 学会等名
      第58回高分子学会年次大会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20090527-20090529
  • [学会発表] ナノ・マイクロパターン化ポリイミド細胞チップ上での三次元細胞凝集体の作製2009

    • 著者名/発表者名
      小副川 真実
    • 学会等名
      「医薬品探索・開発のための細胞アッセイ技術」シンポジウム
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-01-08
  • [学会発表] ナノ・マイクロパターン化ポリイミド膜上での三次元細胞集合体の構築2008

    • 著者名/発表者名
      小副川 真実
    • 学会等名
      日本バイオマテリアル学会シンポジウム2008
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20081117-20081118
  • [学会発表] マイクロパターン化含フッ素ポリイミド膜上での細胞操作2008

    • 著者名/発表者名
      小副川 真実
    • 学会等名
      第57回高分子討論会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20080924-20080926
  • [学会発表] マイクロパターニング化含フツ素ポリイミド膜表面での生体組織の作製2008

    • 著者名/発表者名
      軽部勇希
    • 学会等名
      第57回高分子学会年次会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20080528-20080530

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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