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2008 年度 実績報告書

骨格筋筋芽細胞シート移植術併用による単心室症の2心室修復術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20659217
研究種目

萌芽研究

研究機関大阪大学

研究代表者

市川 肇  大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (60303939)

研究分担者 澤 芳樹  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00243220)
松宮 護郎  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (20314312)
倉谷 徹  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (90448035)
上野 高義  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (60437316)
坂口 太一  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10467574)
キーワード先天性心疾患 / 単心室症 / 圧容積曲線 / 右心室 / 骨格筋筋芽細胞シート
研究概要

本研究は、胎生期における右心室形成不全を原因とする単心室症、並びに類似疾患に対し骨格筋筋芽細胞シート移植術を施行し、心室機能の改善を目的とする。本研究に於いては、右心室に対する骨格筋筋芽細胞シート移植技術の確立、心臓超音波法による評価が難しい右心室機能の心臓カテーテル法による機能評価方法の確立、右心室機能の左心室機能への影響の評価、並びに右心室形成不全モデルの作成が必要となる。
右心室に対する骨格筋筋芽細胞シート移植モデルについては、平成20年度より生後8週Lewis RatにてMonocrotalyn皮下注射肺高血圧右心不全モデルを作成した。生後12週に同種骨格筋由来の骨格筋筋芽細胞シートを左側方開胸下に移植後、生後16週以降にconductanceカテーテル(Unique Mcdical社)を用いて右心室、及び左心室機能を鋭敏に評価する圧容積曲線を作成。骨格筋筋芽細胞シート非移植群に比較し、右心室に於いて心収縮能の指標である時定数τの改簿を認めた。また、左心室に於いても同様の心収縮能の改善を認めた。
従って、右心室における骨格筋筋芽細胞シート移植術、並びにカテーテルを用いた右心室並びに左心室機能評価は可能でありかつ、筋芽細胞シート移植による心機能の改善を評価することが出来ると考えられる。現在、移植群における組織学的検討を行うと共に、右心室形成不全モデルの作成の為、右心室形成に必要なmiRNA-1,miRNA-131,miRNA-133に対するanti miRNAを作成中であり、今後出生1wのLewis Ratにおけるその導入効率を検討する。また、右心形成不全モデルラットにおける筋芽細胞シート移植術を行う予定である。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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