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2009 年度 実績報告書

メタボロミクスを基にしたヒト胚の品質評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20659256
研究機関弘前大学

研究代表者

藤井 俊策  弘前大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10241481)

キーワード生殖医学 / メタボロミクス / 発生・分化
研究概要

【目的】形態学的方法しかなかったヒト生殖細胞の品質評価にメタボロミクスを応用し,細胞に対する侵襲がなく,高精度かつ客観的なヒト生殖細胞の新しい品質評価法(メタボロミック・マーカー)を確立することを目的として,ヒトARTで得られた培養液中のメタボロミック・マーカーを前方視的に分析し,その有用性を検討した。
【方法と結果】1.ヒトARTにおける胚の品質評価法の前方視的検討-バイオマーカーの継時的変動:平成20年度に検討したメタボロミック・マーカーを基に,受精後2日目から5日目までsequential media中における代謝産物の変動を継時的に測定した。これにより,発生のステージや培養液の違いによる変化を調べ,どの時点で計測するのが最良かを検討した。
2.ヒトARTにおける胚の品質評価法の前方視的検討-バイオマーカーの有用性に関するランダム化比較試験:ヒトARTにおいて,上記1)で決定したメタボロミック・マーカーと形態学的評価のどちらが優れているかをランダム化比較試験で検討した。すなわち,単一胚移植周期を,最もメタボロミック・マーカーが良好な胚を移植する周期と,最も形態が良好な胚を移植する周期とにランダムに振り分け,両者の臨床的妊娠率を比較した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Timed sexual intercourse facilitates the recruitment of uterine CD56(bright)natural killer cells in women with infertility.2009

    • 著者名/発表者名
      Kimura H, Fukui A, Fujii S, Yamaguchi E, Kasai G, Mizunuma H.
    • 雑誌名

      Am J Reprod Immunol 62

      ページ: 118-124

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 着床不全症例におけるNK細胞上natural cytotoxicity receptors発現とNK細胞産生サイトカイン2009

    • 著者名/発表者名
      福井淳史, 中村理果, 山田健市, 福原理恵, 木村秀崇, 藤井俊策, 水沼英樹
    • 雑誌名

      日本受精着床学会雑誌 26

      ページ: 341-347

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 着床のメカニズム「NK細胞」2009

    • 著者名/発表者名
      藤井俊策, 福井淳史, 福原理恵, 水沼英樹
    • 雑誌名

      Hormone Frontier in Gynecology 16

      ページ: 60-67

    • 査読あり
  • [学会発表] シンポジウム:子宮内膜症の腹腔鏡手術-合併症を回避するために-「卵巣予備能の維持」2010

    • 著者名/発表者名
      藤井俊策
    • 学会等名
      第31回日本エンドメトリオーシス学会
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      2010-01-16
  • [図書] Reproductive Medicine Series Vol.4~recFSH-臨床の展開-new protocolをめざして~2009

    • 著者名/発表者名
      藤井俊策
    • 総ページ数
      50
    • 出版者
      ヒューマンリプロK

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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