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2008 年度 実績報告書

敗血症におけるinflammatory reflexの病態解明とその治療

研究課題

研究課題/領域番号 20659280
研究種目

萌芽研究

研究機関千葉大学

研究代表者

仲村 将高  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (30315436)

研究分担者 織田 成人  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90204205)
キーワードSevere sepsis / septic shock / cholinergic anti-inflammatory pathway / cecal ligation puncture / Heart rate variability
研究概要

Severe sepsis/septic shockにおけるcytokine cascade活性化と病態との関係で,我々はこれまでに主に臨床研究に取り組み,平成20年度においては第23回日本Shock学会総会,第36回日本集中治療医学会学術集会にその成果を発表した.一方,近年severe sepsis/septic shockの病態生理におけるcytokine productionの制御系として自律神経系,特に副交感神経系を介した抗炎症反応系(cholinergic anti-inflammatorypathway)の存在が提唱されるようになり,我々はinflammatory reflexの評価法とその治療法を解明する事を目的に動物実験に基づいた本研究を開始した。現在,オスSDラットを用い,敗血症cecal ligation puncture(CLP)モデルを作成したのち,副交感神経刺激薬を投与し,それにより単なるCLPモデルと治療介入群とでその生存率差を検討している段階である。次に,ラット全身麻酔下で,心電図,観血的動脈圧ラインをモニタリングし解析用コンピュータに接続後,CLPモデルラットでCLP後のある1・3・5時間で心拍変動解析用の心電図解析と動脈圧ライン波形解析を行う。またそれが副交感神経刺激薬の投与によりどのように変化するかを解析する。またCLP5時間後に採血を行いIL-1alpha,IL-2,IL-6,IFN-gamma・TNF-alpha・HMGB-1等,10種類の血中サイトカイン濃度を測定し炎症・抗炎症反応があるかどうかを確認するものである。現在,本研究に関する動物実験倫理審査を終え,実験資器材の準備・購入が終了し実験に着手した段階である。ある一定の見解は未だ得ておらず引き続き実験計画に基いた実験の遂行及び結果の解析・解釈を実行し報告する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Surviving Sepsis Campaign Guidelines(SCC Guidelines)の各種治療法達成率とHypercytokinemiaの関係2009

    • 著者名/発表者名
      仲村将高 他
    • 学会等名
      第36回日本集中治療医学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2009-02-26
  • [学会発表] Importance of effective countermeasure against hypercytokinemia for successful application of Surviving Sepsis Campaign (SCC) Guidelines2008

    • 著者名/発表者名
      Masataka Nakamura et al
    • 学会等名
      第23回日本Shock学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-05-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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