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2009 年度 実績報告書

成熟期エナメル芽細胞に特異的に発現するRunx2の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20659285
研究機関大阪大学

研究代表者

豊澤 悟  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (30243249)

研究分担者 佐藤 淳  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (70335660)
岸野 万伸  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (60346161)
キーワード成熟期エナメル芽細胞 / Runx2 / アイソフォーム
研究概要

Runx2は、未分化間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化を決定する転写因子として同定され、硬組織を形成する間葉系細胞の骨芽細胞や軟骨細胞などに発現している。我々は、上皮系細胞であるエナメル芽細胞の分化過程の中で、成熟期エナメル芽細胞に特異的にRunx2が発現することを見出した。この成熟期に特異的なRunx2の機能は、成熟期エナメル芽細胞が電解質輸送型・吸収型細胞の特徴を示すことから、これまで知られているRunx2機能とは異なると考えられ、Runx2のアイソフォームの違いにより、異なる機能が存在すると考えられた。
本研究では成熟期エナメル芽細胞に特異的に発現するRunx2アイソフォームの同定を試みた。ラット切歯から、レーザーマイクロダイセクション法により、成熟期エナメル芽細胞を選択的に採取し、RNA抽出後、cDNAを作製した。マウスRunx2アイソフォームには、typeI,II,IIIが存在するが、typeIIとIIIは開始部位が異なるだけで、5'非翻訳領域配列が同じであるため、typeIIとIIIの区別はつかないことが分かり、typeIとtypeII/IIIの発現を検討した。その結果、Runx2 typeIの発現は明らかではなく、Runx2 typeII/IIIが発現していることが分かった。さらに、Runx2 typeII/IIIのエクソン4を欠損した選択的スプライシングフォームがシークエンスにより同定された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      脇田稔
    • 雑誌名

      エナメル質 -形成、構造、再生、起源と進化-(わかば出版)

      ページ: 113-128

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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