筋痛・筋疲労患者の筋組織に生じている変化の客観的な評価法として、筋電図記録を質的に評価する周波数解析に着目し、表面筋電図の各周波数帯成分、および平均周波数(以下MPF)から、筋痛・筋疲労患者における筋線維の組成および動員の様相を明らかにすることを目的として研究を行っています。 本年度には、購入した携帯型4ch表面筋電計バイオモニター(ME6000、MEGA社)を使用し、咀嚼筋障害者群と健常者群間で、発話時両側咬筋筋電図平均周波数の2群間比較、および発話時両側咬筋筋電図平均周波数の日内変動の検討を行いました。 統計学的解析には、Wilcoxon Matched-Pair Signed Rank Test、およびMann-Whitney U-Testを用い、解析ソフトには、SPSS Statistics[〇!R]17.0を使用しました。
|