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2009 年度 実績報告書

看護職のサスティナブル(持続可能な)キャリアデザイン構築支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20659339
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

深堀 浩樹  東京医科歯科大学, 保健衛生学研究科, 講師 (30381916)

研究分担者 山本 則子  東京医科歯科大学, 保健衛生学研究科, 教授 (90280924)
若林 たけ子  三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (10381914)
河合 富美子  三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (20269723)
キーワード看護師 / キャリアデザイン
研究概要

本研究は看護師・看護学生を対象とした『サスティナブルキャリアデザイン構築支援プログラム』の開発を最終的な目的として実施した。最終年度である平成21年度は前年度に引き続き、職場を変更した経験があり現在でも看護に関する仕事を継続している看護職を対象とした面接調査により、看護職のキャリア形成プロセスとそのプロセスに影響を及ぼす個人的・家庭・職場・社会的な要因を明らかにし、キャリアデザイン構築支援プログラムの構築に資する知見を得ることを目的とした。本研究におけるデータ収集・分析はグラウンデッド・セオリー・アプローチに基づき行っているため、平成21年度のデータ収集はグラウンデッド・セオリー・アプローチにおける理論的サンプリングの考え方に基づき以下のように行った。平成20年度において30代後半から50代前半の看護師7名を対象にデータ収集・分析を行った結果、より若い世代においてはキャリアに関する志向が異なることが推察された。そこで、平成21年度は30代前後のより若い世代の看護職を対象としてサンプリングし最終的に2年間で21名の看護職からデータ収集を行うことができた。対象者は全員女性で、平均年齢は38.9±83才、看護基礎教育における最終学歴は、看護専門学校11名(52.4%)、看護短大6名(28.6%)、看護系大学2名(9.5%)、准看護師からの移行教育2名(9.5%)であった。現時点までの分析の結果、教育体制の変化や取得できる資格や職域の拡大といった時代毎の社会背景の変遷の中で、結婚や出産といったライフイベントに伴う家庭内における役割の変化と、自らのキャリアへの志向・目標の両者のバランスを取りつつ、看護職がキャリアデザインを行っているプロセスが見出されつつある。今後、分析を終了させ、その結果に基づいてキャリアデザイン支援プログラムを開発し、看護師・看護学生を対象に試行する予定である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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