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2009 年度 実績報告書

看護職のフットケア能力向上にむけたプログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 20659344
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

池田 清子  神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (60224755)

研究分担者 細見 明代  神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (70190212)
日野 千惠子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (90438250)
キーワードフットケア能力 / 看護職 / プログラム開発
研究概要

平成21年度は前年度のヒアリングとアンケート結果から看護師が行うフットケア技術の内容を抽出しミニマムな内容を検討した。その結果、アセスメント・足浴(清拭)・爪切り・角質コントロール・マッサージのなかで、アセスメントは特に重要と捉え視聴覚教材と補足部分を印刷資料で追加した。視聴覚教材の足モデルは在宅療養中の患者2名と訪問看護師1名とし、施術はドイツのフットマイスターから直接施術を習得し、海外・国内で10年以上足のケアを行っている講師に依頼した。撮影前に療養者ご本人とご家族、療養者の主治医と訪問看護ステーションの所長からケアの実施と撮影について署名による許可を得た。DVDは基礎編(約20分)とアドバンス編(約5分)の技術レベルの違いを明確にした。具体的には、肥厚爪の爪切りの際、基礎編では比較的健康な伸びた爪甲のみを切除しているが、アドバンス編では、剥離した爪甲部分あるいは白濁した爪甲部分をできる限り切除し、正常な爪甲のみを残すレベルの技術とした。
また、踵部を中心とした角質コントロールでは、基礎編は角質肥厚が軽度の対象でコーンカッターとグラインダーを用いた5分程度のケアであるのに対し、アドバンス編では踵部・前足部の高度な角質肥厚に対して、コーンカッターを中心に、グラインダー、レデューサーを活用した内容とした。これら爪切り・角質コントロールの技術は侵襲性が高い技術でとくに注意を要するため、技術習得の必要性と施術前に本人と家族、主治医の許可を得ることについては、名ナレーションとテロップで強調すると同時に、肥厚爪や角質肥厚を放置することのリスクについても解説した。平成22年度は、これらの教育教材を用いて老人保健施設、訪問看護ステーション2施設の看護師を対象に介入研究を実施し、看護師のフットケア技術にどのような変化があるのかを調査する計画である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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