• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

家族員個人から家族ユニットの家族機能レベルをアセスメントする方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20659349
研究機関神戸大学

研究代表者

法橋 尚宏  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60251229)

研究分担者 平谷 優子  神戸大学, 保健学研究科, 助教 (60552750)
本田 順子  神戸大学, 医学部附属病院, 看護師 (50585057)
キーワード家族看護 / 家族機能 / 家族員 / 家族システム / 妻たちの家族看護学問題 / FFFS / SFE
研究概要

都心部と島嶼部において生活している教育期にある家族(中学生の子どもをもつ家族)の夫婦ペアを対象として,家族機能尺度のSFE日本語版バージョン1.2(法橋らが開発)を使用した質問紙調査を実施した.同時に,SFEの構成概念から作成したインタビューガイドを用いて半構成面接調査を行い,得られた逐語録から夫婦間の家族機能得点の乖離に影響を与える要因を分析した.なお,参加者から研究への同意書にサインをもらった.
分析の結果,「家族全体を捉えた総合的な評価」「個人的な思い」「質問文の解釈」「過去の印象深い出来事」「家族内での役割の差」「質問の内容と家族との関係性が薄いという印象」という6つのカテゴリーが明らかになった.この中でも,とくに家族機能得点の乖離に影響を与えている要因は「家族内での役割の差」であり,SFEの評価の際に家族全体を想定し家族機能を評価していても,回答者の家族内で自然と行われている役割分担が評価に影響を与えていた.回答者が「家族全体を捉えた総合的な評価」をすると,夫婦間の家族機能得点はほぼ一致すると考えられた.また,SFEの質問文を読んでその文章が回答者の「過去の印象深い出来事」を想起させるような内容の場合は,回答者が評価の際に「個人的な思い」も含めて評価する傾向があり,これによって夫婦間の家族機能得点に乖離が生じることも考えられた.
これまでの3年間の結果を反映し,夫婦間で家族機能得点が乖離しないように質問文の表現方法などを改良し,家族システムユニットの正確な家族機能得点を算出できるSFE日本語版バージョン2.0を完成させた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Investigation into the Problems of Disparity between Spouses in the Assessment of Family Functions2010

    • 著者名/発表者名
      Naohiro Hohashi
    • 学会等名
      4th Hong Kong International Nursing Forum
    • 発表場所
      Pokfulam・Hong Kong (P.R.China)
    • 年月日
      2010-06-04

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi