研究課題
若手研究(S)
ヒトやマウスの全ゲノム配列が明らかにされた21世紀はポストゲノム時代と言われるが、ゲノムに秘められた無数の遺伝情報を生理機能と結びつけるには、個体レベルで遺伝子機能を解析する手法や、遺伝子組換え動物そのものが必要不可欠となる。申請者は遺伝子治療用に開発されたレンチウイルス(LV)ベクターに着目し、個体レベルでの遺伝子操作法の開発を進めてきた。本研究では、LV ベクターの特徴を生かしてin vivoランダム遺伝子破壊法や遺伝子置換システムを開発し、遺伝子組換えマウスライブラリーを作製する。これらの遺伝子組換え動物はバイオリソースとして公開し広く生命科学研究者に提供する。ところで我々の経験から遺伝子破壊したマウスの約1割で生殖不全が認められる。これらのマウスについて重点的に解析を進めることで、社会問題にもなっている不妊・不育のメカニズムを明らかにする。
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