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2009 年度 実績報告書

X線CTと超広視野顕微鏡による3次元画像計測トータルシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20680003
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

森田 正彦  慶應義塾大学, 環境情報学部, 講師 (40449038)

キーワード画像処理 / コンピュータグラフィックス / Image Based Modeling / X線CT
研究概要

「外殻の形状情報と高精細でフォトリアリスティックなテクスチャ情報、および内部の構造情報を有した小型実物体の3次元コンピュータモデルを短時間に生成可能とする」ことが本研究の目的である。本プロジェクトは、これまで5件の研究費を受けており、本研究ではこれら研究費の支援によって得られた研究成果を統合することで、前述の目的を満足する3次元画像計測トータルシステムの開発を行う。具体的には、マイクロX線CT装置を利用することで従来手法に比べ短時間のうちに3次元形状情報を取得可能とし、そこに超広視野顕微鏡などの画像観察装置によって計測された高精細でフォトリアリスティックなテクスチャ情報を適用する。次年度は初年度に試作したマイクロX線CT装置の改良、および共焦点・非共焦点の2画像を用いた3次元画像計測アルゴリズムの設計について研究を行った。それらと並行して、3件の展示協力を行うと共に1件の受賞を受けた。
1.マイクロX線CT装置の改良:過去の研究で試作したスリット光による3次元画像計測システムを格納可能とした装置の改造とその制御プログラムの開発を行った。
2.内部構造を有したテクスチャ付き3次元コンピュータモデルのネットワーク上における利活用に関する研究:試作装置を用いたコンテンツ製作のためのツール開発、コンテンツを閲覧するためのwebビューアplug-inの開発を行った。従来、3次元コンピュータモデルの作成には労力と時間を必要としたため、生物の成長過程を計測したコンテンツなどを扱うことは困難であ3った。本研究が試作した3次元画像計測トータルシステムの完成により、より細かな時系列で、より成長速度の早い対象についてもその成長過程を記録したコンテンツ生成が可能となる。そこで時系列で閲覧可能とした4次元ビューアの開発を行うとともに、実際にコンテンツを作成しミュージアムでの展示を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 備考 (3件)

  • [備考] 展示(2件):「Micro Presence-昆虫ミクロ・リアリズム」,科学技術館,2009.8.10~2009.8.30.

    • URL

      http://stulab.jp/exhibition2009/

  • [備考] 「特別展ムシテク展」,つくば科学万博記念財団つくばエキスポセンター,2009.7.5~2009.8.31.

    • URL

      http://www.jsf.or.jp/info/2009/07/micro_presence.php

  • [備考]

    • URL

      http://www.expocenter.or.jp/mushitech/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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