研究概要 |
本年度は,これまで開発を進めてきた『オントロジー工学に基づく知識の多次元的構造化アプリケーション開発プラットフォーム』および,それを用いた試作したアプリケーションをホームページ上で公開すると共に,研究成果を総括した.具体的には,以下の述べる4項目について実施した. 1)システム評価結果に基づいた,知識の多次元的構造化アプリケーション開発プラットフォームの改良昨年度に実施した,バイオ燃料を中心とした環境分野を対象とした知識の構造化システムのユーザ利用評価の結果に基づいて,『オントロジー工学に基づく多次元的構造化アプリケーション開発プラットフォーム』のプロトタイプのユーザインタフェースの更なる洗練を行った. 2)知識の構造化システムの適用事例の拡大 改良を施したプラットフォームを用いて,医療分野およびバイオインフォマティックス領域を対象とした知識の構造化システムの開発へと適用し,本プラットフォームが様々な研究領域における知識の構造化システムの開発に適用できることを示した. 3)研究成果の総括・今後の展開の検討 項目1),2)の結果を含め,領域の専門家,一般ユーザ,および,オントロジー研究の専門家からの本プラットフォームについての評価を受け,研究成果の総括と,今後の展開について検討した. 4)プラットフォームのWeb上での一般公開 『オントロジー工学に基づく知識の多次元的構造化アプリケーション開発プラットフォーム』および,それを用いた試作した知識の構造化アプリケーションをホームページ上で一般公開した. 公開の形式は,プラットフォームについてはJavaによるシステム開発用のライブラリの形式,知識の構造化アプリケーションについては,Webサービスの形で公開した.
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