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2009 年度 実績報告書

高度な技能が求められる目視検査の技能伝承に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20681017
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

志田 敬介  長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (40365028)

キーワード目視検査 / 技能伝承
研究概要

作業者の周辺視を利用した目視検査方法の優位性についてモデル実験を通して検討した。
具体的には、従来まで目視検査の主流であった中心視を用いた検査方法と本研究で提案を試みる周辺視を用いた検査方法について、検査スピードや検査精度などを評価指標とした実験をおこない、両者の特徴について検討した。
モデル実験の結果、熟練作業者に近い周辺視を用いた検査方法では、中心視を用いた検査方法と比べ、不良検出数に差はないが、少なくとも検査時間が短く、被験者間の検査時間の差も小さいことが明らかになった。しかも、このモデル実験では、熟練作業者に近い周辺視を実施できるように検査用紙に補助を加えたものを使用しており、検査は目視検査の経験の無い被験者が実施している。それにも関わらず、従来、新人作業者が実施することが困難であった周辺視目視検査が実施できることが確認できた。
以上のことから,周辺視を用いることで、短い検査時間で、検出率の高い目視検査が作業者のスキルに依存せず実施できる可能性を示唆できた。今後は、本研究の結果を実際の目視検査作業にフィードバックする方法について検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 目視検査時の眼球運動の相違が検査時間と検出率に及ぼす影響についての評価研究2009

    • 著者名/発表者名
      高野宗昌、志田敬介
    • 学会等名
      日本経営工学会秋季研究大会
    • 発表場所
      愛知工業大学
    • 年月日
      2009-11-07

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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