コミュニティ・スクーリングの国際比較研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20683009
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 教育社会学
• 研究機関: 福岡教育大学
• 研究代表者: 林嵜 和彦 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (10410531)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2011
• キーワード: 多文化教育 / コミュニティ教育学 / 連携・協働 / インクルージョン / コミュニティ・スクール / 拡張学校 / 貧困削減 / コミュニティ開発

研究概要

本研究は、海外におけるコミュニティ・スクール(以下CS)の制度・実践・諸研究を国際比較の観点から分析し紹介した。分析対象は、英国の拡張学校・拡張サービス、スコットランドの統合CS、合衆国のフルサービスCS、チェコとボスニアのCS、韓国のCSである。日本のCSとはことなり、これらのCSはそのいずれにおいても貧困削減やコミュニティ開発をつうじた学力の底上げをその目的としており、本研究では英国と米国を中心に、保護者支援や子どもの生活支援などの多様なとりくみを事例研究としてあきらかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 「イングランド公立学校における拡張サービスの運営と戦略」 (2009)
  • 著者名/発表者名: ハヤシザキカズヒコ/レイチェル・ウィンター
  • 雑誌名: 『部落解放研究』 巻: No.186 ページ: 47-62
• [雑誌論文] 「スコットランドにおけるコミュニティスクール」 (2009)
  • 著者名/発表者名: ハヤシザキカズヒコ/レイチェル・ウィンター
  • 雑誌名: 部落解放研究 巻: No.185 ページ: 59-74
• [雑誌論文] ニューカマーの子どもに関わる<連携・協働>の地域比較研究-東海地域の外国人集住都市におけるマルチ・エージェンシー・ワークの事例研究より (2009)
  • 著者名/発表者名: ハヤシザキカズヒコ
  • 雑誌名: 教育実践研究 巻: 第17号 ページ: 119-127
• [雑誌論文] 合衆国におけるコミュニティ・スクーリングの現状(3) (2008)
  • 著者名/発表者名: ハヤシザキカズヒコ/レイチェル・ウィンター
  • 雑誌名: 部落解放研究 巻: No.183 ページ: 78-86
• [雑誌論文] 合衆国におけるコミュニティ・スクーリングの現状(2) (2008)
  • 著者名/発表者名: ハヤシザキカズヒコ/レイチェル・ウィンター
  • 雑誌名: 部落解放研究 巻: No.183 ページ: 74-81
• [雑誌論文] 合衆国におけるコミュニティ・スクーリングの現状(1) (2008)
  • 著者名/発表者名: ハヤシザキカズヒコ/レイチェル・ウィンター
  • 雑誌名: 部落解放研究 巻: No.182 ページ: 73-80
• [学会発表] スコットランドにおける学力向上策 (2010)
  • 著者名/発表者名: ハヤシザキカズヒコ・前馬優策
  • 学会等名: 日本経営学会第50回大会
  • 発表場所: 静岡大学
  • 年月日: 2010-06-05
• [図書] 学力政策の比較社会学【国際編】-PISAは各国に何をもたらしたか (2012)
  • 著者名/発表者名: 志水宏吉・鈴木勇・ハヤシザキカズヒコ・大前敦巳・森田英嗣・堀家由妃代・米川英樹・山田哲也
  • 総ページ数: 1-256
  • 出版者: 明石書店
• [備考] ハヤシザキカズヒコ、2009、「学校における効果的な人権教育の推進のために――コミュニティスクールの可能性」『教育福岡第598 号』、福岡県教育委員会、2-3頁。
• [備考] Kazuhiko Hayashizaki, 2008,"Community Schools and Educational Policy in Japan"presentation at Research Tea Program in Research Centre For Learning and Teaching, Newcastle University.