研究課題
若手研究(A)
本研究は、高効率な分子内エネルギー移動を組み込んだランタニド錯体を用い、その偏光発光発現と制御を目的としている。本研究課題を遂行した3年間で合成したフェナントロリンにアルキル鎖を導入したアンテナ分子は、界面活性剤としても機能し、また金属イオンに対しては配位子として錯形成する。この配位子を用いたユーロピウムEuを含むLB膜の作製を試みた。この膜は、配位子のππ*遷移とEuのff発光を示した。さらにこのff発光は偏光性を伴っている。光アンテナとなる芳香族部位の発光の偏光角とEuのff発光の偏光角の違いから、エネルギー移動と遷移モーメントの相関について新たな課題を見出した。
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