研究概要 |
これまで,建築環境設備工学分野における最大熱負荷に関する研究では主に算法と気象データに関心が払われ,生活スケジュールの多様性については殆ど考慮されていない.そこで本研究は,人々の生活スケジュールのバラツキを考慮し,多数サンプルの生活スケジュールを確率的に発生させる手法を提示する.また,得られた生活スケジュールに対して,空調On/Offイベントの状態遷移確率,行為別原単位を組み合わせることで,住棟・街区・都市の最大ユーティリティ負荷を高精度に確率的予測する手法を構築する.また,本研究で得られた一連の手法および生成データを広く他の研究者が利用できるような形でweb上に公開する.
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