情動的ストレス状況下において「花」が人にもたらす生理的・神経科学的効果

2010 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 20688001
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 園芸学・造園学
• 研究機関: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 望月 寛子 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 花き研究所花き品質解析研究チーム, 主任研究員 (60450318)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2011
• キーワード: ストレス / 脳活動 / 血圧 / ホルモン

研究概要

花や緑の存在によって私たちは"安らぎ"や"活力"を感じる。本研究の目的はこのような花き類のもつ効果とそのメカニズムを医学・生理学・神経科学の各側面から明らかにし、その利用法を開発することである。

研究成果

• [雑誌論文] Structured floral arrangement program for improving the visuospatial working memory in schizophrenia (2010)
  • 著者名/発表者名: Mochizuki-Kawai H, Yamakawa Y, Mochizuki S, Anzai S, Arai M
  • 雑誌名: Neuropsychological Rehabilitation Vol.20 ページ: 624-636
  • 査読あり
• [雑誌論文] A flexible sequential learning deficit in patients with Parkinson's disease: a 2 x 8 button-press task (2010)
  • 著者名/発表者名: Mochizuki-Kawai H, Mochizuki S, AraiM, Kawamura M
  • 雑誌名: Experimental Brain Research Vol.202 ページ: 147-153
  • 査読あり
• [学会発表] Viewing a flower decrease human blood pressure induced by psychological stress (2010)
  • 著者名/発表者名: Mochizuki-Kawai H, Mochizuki S
  • 学会等名: International Horticultural Congress
  • 発表場所: Lisbon
  • 年月日: 2010-08-25
• [学会発表] フラワーアレンジメントを利用した訓練課題による視覚性記憶能力の向上 (2009)
  • 著者名/発表者名: 望月寛子、山川百合子、小谷泉、望月聡、新井雅信
  • 学会等名: 第33回日本高次脳機能障害学会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2009-10-29
• [学会発表] 花きの鑑賞によってもたらされるストレスホルモン低減効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 望月寛子、能岡智
  • 学会等名: 園芸学会平成21年度秋季大会
  • 発表場所: 秋田
  • 年月日: 2009-09-27
• [学会発表] 精神的ストレス後の血圧回復期における花の鑑賞効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 望月寛子、望月聡
  • 学会等名: 園芸学会平成20年度秋季大会
  • 発表場所: 三重
  • 年月日: 2008-09-27
• [産業財産権] フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具 (2008)
  • 発明者名: 望月寛子、茂木永一、山川百合子、新井雅信
  • 権利者名: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、茨城県
  • 産業財産権番号: 特許,公開2010-057675(公開)
  • 出願年月日: 2008-09-03