研究課題
当該年度において、地域住民からなるボランティアと専門職が助け合って、介護予防や介護サービスを行うことが高齢やしょうがい等の個人的かつ環境的な違いを問わずに楽しく過ごせる社会づくりを行うために、地域に在住する高齢者クラブ会員や学生がアドバイザー役になり、関係者の協議の結果、介護予防及び地域ネットワークづくりのために以下の流れで、園芸活動を用いたワークショップを2度実施した。内容はハーブせっけんづくり(目的:介護予防ネットワークづくり)と寄せ植えづくり(目的:子どもから高齢者まで関われる地域福祉ネットワーク形成)である。なお、アドバイザー役の方に技術指導を行うために本学学生主催でワークショップ開催前に活動実施の打ち合わせを行った。また、ワークショップでできた作品を、施設に入居されている元地域住民の方々へ友愛訪問を行うとともに、完成した作品を持って帰れない参加者のために参加者の自宅に配達する活動を実施し、引きこもりがちの高齢者が来られる等の効果が出てきた。その結果、同地域で継続的に行うことが決定されるとともに、同じ市内の違う地域でも同様の活動の実施依頼が寄せられる効果が見られた。また、都城市内の発達しょうがい者子育てサークル、児童館の放課後健全育成事業および都城市関連団体主催による親子向け園芸教室を実施してきた。その中で高齢者やしょうがい者と比べて、検討課題が多い児童分野における園芸活動プログラム実施方法を検討する基礎資料が得られることが出来、現在、これらの得られた資料に基づいて、解析を行っているところである。
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電子情報通信学会技術研究報告
ページ: 61-66
Proceedings of the 5^<th> International Symposium on Machinery and Mechatronics for Agriculture and Biosystems Engineering
巻: P-20 ページ: 1-6