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2008 年度 実績報告書

癌細胞の浸潤と転移における、新規Dishevelled関連蛋白GCF2の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20689025
研究機関東北大学

研究代表者

大塚 英郎  東北大学, 病院, 助教 (50451563)

キーワードGCF2 / LRRFIPI / RhoA / Dishevelle
研究概要

本研究の目的は、新規dishevelled関連タンパクGCF2/LRRFIP1のRhoを介した細胞骨格、特に癌細胞の運動における働きのメカニズム、または、インテグリン等を介した細胞-細胞外基質の接着における働きを培養細胞をもちいた実験系で明らかにするとともに、癌の浸潤、転移におけるGCF2/LRRFIP1の関与の有無について動物実験モデルを使用して、明らかにすることにある。
上記目的達成のため、初年度は下記の研究成果をあげた。
1) GCF2安定強発現癌細胞株、および安定発現抑制癌細胞株の作成
GCF2発現プラスミドベクター、およびGCF2発現抑制SiRNA発現ベクターを大腸癌、乳癌、膵癌などの高転移癌腫の細胞株に導入。G418選択培地により、安定発現株および安定発現抑制株を作製した。
2) GCF2蛋白質のN末端のアミノ酸配列をBaitとしてYeast two hybridを行った。
GCF2とdishevelledとの相互作用を検討する中で、我々はGCF2のアミノ酸配列中で、N末端付近にセリンを豊富に含む領域を見いだし、さらに同部位がdishevelledと結合することを見いだした。そこで、同部分をbaitとしてyeast-two-hybridをおこない、GCF2と相互作用を有する新たな分子を検索した。この検索の結果、Heat Shock Protein 20(HSP20)およびHeat Shock Protein 27 (HSP27)が候補遺伝子として同定された。現在、これらの遺伝子とGCF2がいかに機能しているか、解析を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 新規Disheve11ed関連蛋白 ; GC binding factor 2 (GCF 2)は、RhoAの活性化を制御する2008

    • 著者名/発表者名
      大塚英郎, 他
    • 学会等名
      第67回日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2008-10-28
  • [学会発表] 癌細胞の細胞運動における新規Dishevelled関連蛋白 : GCF 2/LRRFIP 1の機能解析2008

    • 著者名/発表者名
      大塚英郎, 他
    • 学会等名
      第17回日本がん転移学会学術集会
    • 発表場所
      鹿児島
    • 年月日
      2008-07-24
  • [学会発表] GC binding factor 2(GCF 2)regulates the activation of small GTP-binding protein, Rho A2008

    • 著者名/発表者名
      Hideo Ohtsuka, et.al.
    • 学会等名
      AACR annual meeting 2008
    • 発表場所
      アメリカ、カリフォルニア州
    • 年月日
      2008-04-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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