他分野の医療用語に関する対訳データベース資料の作成 前年度作成した対訳データベースに、日英の対訳が整備されている以下の4つの標準用語集:医薬品副作用報告に使用される(5)MedDRA(約5万語)、(6)医学中央雑誌シソーラスのUMLS版(研究ライセンス無償・約5万語)、(7)国際プライマリーケア分類ICPC、(8)国際生活機能分類ICFを登録できるようデータの構成を変換した。MedDRAについては研究機関用の無償ライセンス契約により入手したデータについて日英の対訳をエクセルベースで行い、医学中央雑誌シソーラスのUMLS版については、ライセンス取得後、MySQLにてデータの抽出・変換を行った。また、ICPC、ICFについては書籍からのデータをOCRを使用して認識させ、データの確認と日英の対応付け行った。 看護用語の訳語候補に関するデータベース作成 看護用語の訳語選定に当たっては、通常、最終的な訳語を決める前に候補となる訳語が存在している。そのため、看護実践国際分類ICNPの訳語候補を対象として、日本語英語データベースを作成した。また、その構造を決めるために機能オントロジーの視点を取り入れた分類を行った。分類の成果については、An Ontological Approach for translating the ICNPとして10th International Congress on Nursing Informaticsにて公開した。
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