研究課題
安定マッチング問題を、実用上の配属問題に拡張し、それら拡張された問題に対する効率の良いアルゴリズムの構築や、問題の複雑さを検討するのが、本研究の目的である。平成20年度の研究では、主に以下の結果が得られた。安定ルームメイト問題は学生を2人ずつの組に分割する問題であるが、3人ずつに分割する問題の計算複雑性を示した。この結果は、AAAC2008にて発表した。研修医配属問題は、病院と研修医の間の安定マッチング問題であり、病院が指定した配属枠の上限を超えないだけの研修医を割り当てることができる。本研究では、病院に最低限必要な研修医数も指定できるように拡張した問題を提案した。この問題に対する多項式時間アルゴリズム、近似アルゴリズム、および計算複雑さの結果を得た。この結果は、MATCH-UP 2008で発表した。
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IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems Vol.E92-D, No.2
ページ: 130-140
Algorithmica Vol.51, No.3
ページ: 902-914
IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems Vol.E91-D, No.8
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IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems Vol.E91-D, No.12
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http://www.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/~shuichi/paper.html