研究概要 |
本年度は, コンテクストアウェアサービス実現のためのセンサの役割を分析し, センサによって取得される環境属性に関する条件(室温>27等の環境属性で表現される条件式)とサービスが提供する機器操作等の振る舞い, 振る舞いと条件との問の関係の3つ組として, コンテクストアウェアサービスのモデル化を行った. また, 多くのサービス, センサ開発時の課題として, ネットワーク負荷の集中やセンサの相互接続性の低さを挙げ, 改善のためにPublish/Subscribe型のメッセージ交換パターンを用いたセンサおよびコンテクストアウェアサービスのアーキテクチャ設計を行った. このアーキテクチャ設計に伴い, 任意の数のセンサとセンサに登録される条件式, 条件式が満たされたときに発動する振る舞い(機器操作やその他アプリケーションロジック)としてコンテクストアウェアサービス全体のフレームワークとしての設計を行うことができた. 以上の内容を10編の学会発表としてまとめた.
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