研究概要 |
本研究では、部分計算によるFPGAを用いた計算高速化理論の確立を目指す.部分計算とは,ある性質P を満たす問題を解決するために,FPGAを用いた部分計算ツールの開発を行う。ここである性質Pとは,以下の2つの条件からなる.その問題を解決するのに,1.関数f(x,y)の計算を頻繁に繰り返す必要がある.2.関数f(x,y)の第一引数xは固定した値であり,第二引数y はさまざまな値をとる.この場合,第一引数xを中にとりこんだ関数f'(y)(=f(x,y))が高速に計算できれば,問題を解く時間を大幅に短縮することができる.この部分計算の性質を満たす問題に対して書き換え可能なLSI であるFPGA(Field Programmable Gate Array)を用い,高速計算化理論の確立を目指す。
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