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2008 年度 実績報告書

サービス合成において整合性ある契約管理を実現するフレームワークの研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 20700037
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

石川 冬樹  国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教 (50455193)

キーワードサービス指向アーキテクチャ / Webサービス / ソフトウェア工学 / サービス合成 / サービス契約 / 形式手法 / 検証 / Event Calculus
研究概要

複数の連携相手が含まれるサービス合成では, 実行前に個々の契約や様々な制約の間の整合性を保証するよう契約の選択方針を定める必要がある. また実行時には, サービスの選択・束縛や合成実行の機構と契約管理機構を適宜連携させる必要がある. 本研究では, サービス合成における整合性ある契約管理処理の方針設定・実行を容易とする枠組みの研究開発を行っている. 平成19年度の取り組みにおいては, 事前にサービス契約を検討する際の検証などの支援を考え, 形式的理論基盤およびそれに基づいたツールを構築した. 平成20年度の取り組みにおいてはこれらに加え, 実行時における連携相手の再選択・束縛にも対応することを想定し, 形式的理論基盤およびそれに基づいたツールの拡張を行った. 具体的には, これまでの取り組みにおいて構築した形式的理論基盤に加えて, 連携相手の再選択・束縛やサービス合成の実行に関する実行動作や要求・制約, 及びそれらの整合性についてもEvent Calculus上の語彙や公理としてモデル化, 形式化した. またこれまでの取り組みにおいて既存ツールDiscrete Event Calculus Reasonerをラッピングすることにより構築したツールに基づき, 連携相手の再選択・束縛の際に必要となる推論の種類を明確化し, それらの推論を行う方法を確立とするとともに, それらの推論を実行時に行うためのソフトウェア部品を整備した. このソフトウェア部品は, 実行時に1つの連携相手のみ再選択・束縛する場合にその契約の条件を導く場合等においても基盤として用いることができる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Towards Agile Service-oriented Business Systems : A Directive-oriented Pattern Analysis Approach2008

    • 著者名/発表者名
      Soo Ling Lim, Fuyuki Ishikawa, Eric Platon, Karl Cox
    • 雑誌名

      The 2008 IEEE International Conference on Services Computing (SCC2008) vol.2

      ページ: 231-238

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ユビキタスコンピューティングにおける分散協調・連携技術の研究動向2008

    • 著者名/発表者名
      石川冬樹, 阿部玲, 高橋竜一, 吉岡信和, 深澤良彰, 本位田真一
    • 雑誌名

      日本ソフトウェア科学会コンピュータソフトウェア「エージェント」特集 Vol.25, No.4

      ページ: 133-144

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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