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2009 年度 実績報告書

サービス合成において整合性ある契約管理を実現するフレームワークの研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 20700037
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

石川 冬樹  国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教 (50455193)

キーワードサービスコンピューティング / Webサービス / ソフトウェア工学 / サービス合成 / Service Level Agreement (SLA) / 形式手法
研究概要

複数の連携相手が含はれるサービス合成では、実行前に個々の契約や様々な制約の間の整合性を保証するよう契約の選択方針を定める必要がある.また実行時には,サービスの選択・束縛や合成実行の機構と契約管理機構を適宜連携させる必要がある.本研究では,サービス合成における整合性ある契約管理処理の方針設定・実行を容易とする枠組みの研究開発を行っている.具体的には第一に,サービス合成者の立場において複数契約間の整合性を検証したり実現したりすることを支援する形式的理論基盤とツールを構築する.第二に,開発者がサービスの選択・束縛や合成実行を設定することを容易とする実行記述言語およびその実行基盤を提供する.ここでは,サービスの選択・束縛や合成実行に関する動作を契約管理機構と連携させることにより,管理サイクル上の要求・制約を満たす形でサービス合成を実現できるようにする.以上の仕組みを統合してフレームワークとして提供することにより,開発者がより容易に,契約に基づき整合性ある契約に関する振る舞いを記述,設定できるようなフレームワークとして提供する.これまでの成果として,複数の契約やそれに対する複数の契約やそれに対する制約の整合性について,形式モデル上で推論し,検証を行ったり整合性を得るための追加の制約を導いたりするための作業を支援するための理論基盤が得られている.平成21年度においてはこれに対し,そういった作業を含めた連携相手及び契約の管理動作を適宜織り込んで起動するような,サービス合成プロセスと管理ポリシー記述,またその実行基盤の構築を行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] A Probabilistic Approach to Service Selection with Conditional Contracts and Usage Patterns2009

    • 著者名/発表者名
      Adrian Klein, Fuyuki Ishikawa, Bernhard Bauer
    • 雑誌名

      Proceeding of The 7th International Conference on Service-Oriented Computillg(ICSOC 2009)

      ページ: 253-268

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Physical Interaction in Pervasive Computing : Formal Modeling, Analysis and Verification2009

    • 著者名/発表者名
      Fuyuki Ishikawa, Basem Suleiman, Kayoko Yamamoto, Shinichi Honiden
    • 雑誌名

      Proceeding of The ACM International Conference on Pervasive Services(ICPS 2009)

      ページ: 133-140

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Constraint-Based Approach for Developing Consistent Contracts in Composite Services2009

    • 著者名/発表者名
      Basem Suleiman, Fuyuki Ishikawa
    • 雑誌名

      Proceeding of The 2009 IEEE Congress on Services, Part I(SERVICES I 2009)

      ページ: 392-399

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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