研究課題
非接触のRFIDの重要性はますます高まり、物流、医療、教育、商品管理などの分野で需要が伸びていくことが予想される。しかしRFIDのアンテナは旧来のプラスチックケースに入った形状から脱却しておらず、その用途は利用者がカードをアンテナが入っている箱の上に『かざす』という限定された方法でしか利用できていなかった。本研究ではRFIDのアンテナの素材を布、ガラスと特殊な導電体を用いて形成する研究を行い、カバン、カーペット、テーブル、机、窓ガラスなどの新たな用途への拡大を図り、RFIDの応用範囲を広げることが目的である。また、今までにない新素材でのRFIDアンテナにおいて、アンテナの個数や形状を吸収し、アプリケーション開発を容易にするオブジェクト認識基盤ソフトウエアを開発した。本年度はRFIDアンテナのガラス型装置の改良い読み取り性能の拡大を行った。ガラスに対してRFIDアンテナを適応させガラス面上に複数のRFIDアンテナを網羅的に張り巡らせる。完全透明なRFIDを開発するためガラスにするために合わせガラスの中に透明な電導膜を作成した。kこれらの成果を本研究成果を国際学会に発表した。リビングや店舗において利用できるデモシステムを設計、実装した。オブジェジェクト管理の基盤ソフトウエアを開発し、そのシステムの一部を論文誌に投稿し採録された。オブジェクトを管理認識させるソフトウエアを構築し、学会発表を行った。
すべて 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS),2009年
巻: Information and Medth Technologles 4(2) ページ: 515-528